数年前、バーゼル支社の経営陣は、大幅なコスト削減という野心的な目標を掲げ、ランドリーレイアウトを計画していました。
2020年にユニフォーム用の新しいシステムが導入されました。目的は、ロジスティクスと出荷のためのスペースを増やし、夜勤シフトを減らすことでした。
以前はハンガー掛けステーション1台あたり1時間に180着をハンガー掛けしていましたが、現在は約375着に増えました。また、特殊なセパレーターを導入することで、衣類の流れがスピードアップしています。このエリアでは、デジタル化の効果が非常に大きいです。生産工程はすべてデジタル化され、すべてのデータが自動的にERPシステムに転送され、請求書が発行されます。
上記に加えてBardusch社は、物流の自動化に関しても、さらに一歩進んだ改良を行いJenwayの保管コンベアを採用しました。保管されている洗濯物のデータが完全に全自動で追加されるため、折り畳み機の下流の生産フローが最大限に高まります。その結果、どのステーションでもすべてのアイテムが完全に追跡可能になり、自動配分が実現しています。
バーゼル支社では、当社のパートナーInwatec社のロボットを使用した汚れものの自動仕分けが今春に稼働を開始しましたが、これは大きなハイライトであり、同支社はより一層注目を集める存在になっています。シーツ・タオル類や衣類を自動仕分けするロボットが勢ぞろいし、最先端のロジスティクス技術により、生産性に加えて、オペレータの安全性と労働衛生も向上しています。シーツ・タオル類のロボットラインは、Futurailバッグ保管システムに統合されています。
総括すると、目標を上回る成果が得られていると言えます。
スペースの必要性が減り、生産性が向上しました。更に、洗濯物の流れが最適になり、どのマシンでもアウトプットが高まっているため、流れのスピードが高いレベルで一定に保たれるようになっています。
この重要なプロジェクトでBardusch社をサポートできたことを、当社はとても嬉しく思っています。しかも、このプロジェクトはまだ終わりではありません。数ヶ月後には、ロジスティクス全体にGeniusFlowシステムが追加されることになっています。これは、仕分けエリアからのデータ、つまりロボットが読み取ったデータを衣類の仕分けと保管の生産計画に利用するシステムです。このエキサイティングなテーマについては、また後日レポートさせていただきます。
バーゼル支社では模範的かつ魅力的なプロジェクトが進行中であり、既に現時点で世間の注目を集めていることは疑いのない事実です。
WRP Star賞受賞に際して、Barduschバーゼル支社の皆様に心から敬意を表したいと思います。